明治時代のサーカス「世界第一チャリネ大曲馬」浮世絵

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昨日に引き続きまして、浮世絵(錦絵)のご紹介です。

明治19年(1886)にイタリアから来日したサーカス団・チャリネ一座は、
日本に大反響を巻き起こしました。
そのチャリネ一座の様子を、今に伝えてくれる浮世絵です。

「世界第一チャリネ大曲馬」歌川正信(梅童政信):明治19年

まず、様々な動物たちが目を引きます。
馬、トラ、猿、象、ライオン、大鳥(ダチョウでしょうか?)、
きっと当時の日本人は見たこともない猛獣がいたことでしょう。

人間の芸としては、チャリネ一座の代名詞でもあった曲馬をはじめ、
軽業、体操、道化、一本足の人の芸などが描かれています。

鮮やかなピンク色がまぶしいですね、
当時の華やいだ空気を伝えてくれます。

追記:このチャリネ一座、一時期なんと、あの南方熊楠を雇っていたらしいです!
    (2014/2/17の記事参照)


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