シン・ゴジラと属国民主主義論
カテゴリー/レジャー
そういえば先月、大変久しぶりに映画館に映画を見に行きました。
前回映画館で映画を見たのはパンダ子(娘)がお腹の中にいる時でしたから、
もう3年も前のことになります。
(そのときは「名探偵コナン&ルパン」を見に行ったのですが、
上映中、パンダ子がお腹の中で激しく興奮していたのを思い出します(笑))
そして先月見たのはこちらです、「シン・ゴジラ」!
くまきち(夫)が
「知り合いが2人続けて勧めてくれたから行ってみようよ!(>ω<)」
と言うので一緒に見に行ったのですが、すごく良かったです!
ちなみにこの映画に関する私の事前の知識は、
「エヴァンゲリオンの庵野監督が作ったのね」
「昔CMで、電気ウナギイヌが『ハセガワさん』って言ってた人が主演なのね」
この2つだけでした(笑)
そんなわけで予備知識もないまま
てっきり「普通の娯楽映画なのかな?」と思いながら見始めて、
ゴジラが陸上に姿を現したときは
「これがドカドカ攻撃とかされて倒されちゃうの??可哀想・・」
などと思って内心いささかブルーになっていたのですが・・
段々とお話が進むにつれ、引き込まれる引き込まれる!
単純に娯楽映画としても十分楽しめると思いますが、
これほど随所に痛烈な皮肉や風刺が散りばめられている作品とは
想像だにしておらず、見終わった後は「すごい・・」と首を振るばかりでした。
そして細かいところまで凝りに凝った映像や音楽、
私にはよくわかりませんが様々な作品のオマージュも含まれているのでしょう、
見終わった後に一緒に見に行った人と
「あの場面はきっとこういう意味だよね!?」
「実はこのことを表現したかったんだよね!?」
など、解釈を巡って色々と話が盛り上がる映画ではないかと思います。
ところでエンドロールで野村萬斎さんの名前が出てきたのでビックリしました、
一体どこに出ていたの、全然気が付かなかった!!
そしてネットで調べたら二度ビックリ、なんとシン・ゴジラそのものを
演じておられたんですね!!
「シン・ゴジラ役は野村萬斎だった 329人目のキャストが判明」
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さて、「シン・ゴジラ」を見に行ったすぐ次の日にたまたま丸善に行ったら、
面出し&平積みされていたこちらの本が目に留まりました。
「シン・ゴジラ」の興奮も冷めやらぬまま、ちょうど映画のテーマにも通じそうだなあと
早速買って読んでみましたら、これがまた非常に興味深かったです。
「シン・ゴジラ」で表していた(であろう)ことの背景を知る一助となり、
また例えば第3章の”コスパ化する民主主義と消費社会”、
第4章の”進行する日本社会の幼稚化”など、
今の日本社会が抱えている問題点が鋭く指摘されていて
深く考えさせられる本でした。
子供の屈託のない笑顔を見ながら、これから先の日本は、世界はどうなっていくのだろうと、
様々な懸念を感じざるを得ません。
「シン・ゴジラ」と併せて、こちらの本もぜひおすすめしたいです。
余談ですがこの本を読んでから、たまたま店に内田樹さんの本が
まとめて入荷したため、育児の合間を縫って読み進めております。
とても面白く、必死で眠い目をこすってでもどんどん読みたくなります!
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