和太鼓が入荷しました
カテゴリー/出張買い取り/くまねこ堂通信たとえ叩くのが2歳児であっても、
ドドン・・ドドン・・といい音が響きます、素敵です
和太鼓の音は間近で聞くと本当に迫力があり、
ズシンズシンと心の臓に直接響く感じがするんですよね。
ちなみにこの太鼓の買い取り先は
宗教法人の事務所だったということです、
なので音楽を奏でるための楽器ではなく
儀式の合図か何かで使われていたのかもしれませんね。
和楽器を絃楽器・管楽器・打楽器などの分野に分けてみると、
圧倒的に打楽器が豊富で種類も多く、笛族と撥絃楽器がそれに続くのだそうです。
なるほど、そういえばそうだなあ
その理由として考えられるのが、
もともと、狩りや戦さなどでの合図としての役割、
また宗教行事・祭礼との密接な関係などがあり、
それがやがて芸能の伴奏などに用いられるようになって
一般に広まっていったという経緯が考えられることが一つ。
また西洋では、音楽が室内で演じられるものとして発展していきましたが、
日本の芸能は野外が主な舞台であったため
(能や歌舞伎も元々は野外で催されていました)、
必然的に遠くまで伝わる音を持つ打楽器などが
主流を占めるようになったと考えられているそうです。
(「カラー図解 和楽器の世界」著:西川浩平より)
太鼓はもともと戦の合図としても使われていたのですよね、
忠臣蔵の討ち入りシーンで流れる「陣太鼓」も有名です。
いつごろから戦の合図に使われていたのかははっきりわからないそうですが、
古くは大阪の四天王寺絵堂に描かれていた「聖徳太子絵伝」という絵によると、
聖徳太子16歳の戦の際に舞楽用の大太鼓が陣太鼓として描かれているのだとか。
(「邦楽入門」著:西川浩平より)
和太鼓を聴いていると、何か原始的に奮い立たせられるような興奮を
体で感じると同時に、神事に通ずる厳粛な気分にさせられるのですが、
それは我々日本人のDNAに古来から組み込まれた感覚なのかもしれませんね。
いずれパンダ子が大きくなったら、
何か一つ和楽器をたしなんでもらえないかな・・と
なんとなく思っているのですが、和太鼓楽しそうですよね!
地元の深川はお祭りが非常に盛んな地域なので、
子供たちが太鼓を叩く姿も目にします。
子供たちが元気よく叩く姿はとても可愛らしいですし、
なんとなく心身の発育にも良い気がいたします
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本日の参考文献はこちらです!
「カラー図解 和楽器の世界」著:西川浩平/河出書房新社
「邦楽入門」著:西川浩平/ヤマハ
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