タヌキさん→文福茶釜→月岡芳年
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肥後民芸「彦一こま」
あら可愛い~(*´∀`*)
そしてこのタヌキさんは、4つに分解することができます。
分解すると、
「彦一こま」という名前は、彦一とんち話に由来するそうですよ。
九州が生んだ頓智者彦一については沢山の小話があるが
人をダマス狸も彦一に逢うては手も足も出ず
遂に彦一の家来となって従順したという・・・
この有名な小話を作品化したものである。(説明書より)
飾って良し、遊べて良しの、楽しい郷土玩具ですね(^^)
もう一点、狸つながりでご紹介いたします。
手のひらサイズの小さな急須、
その意匠は・・
持ち手は、クルンと回ったおシッポです♪
文福茶釜のお話は、パンダ子にもこちらの絵本ですっかりおなじみなので、
喜んでおりました(^^)
ちなみにこちらは、月岡芳年(1839~1892)が描いた文福茶釜です。
僧侶の姿をした狸さんが、机にもたれかかって
物思いにふけっているようです。可愛らしいですね(^^)
左側の囲炉裏に吊るされた釜が、文福茶釜の物語を想起させます。
狸さんの黒い瞳には、知性と思慮が感じられます。
彼の胸を去来するものは、一体何なのでしょうか。
参考文献:
「月岡芳年 妖怪百物語」
日野原健司、渡邉晃 (著)/太田記念美術館 (監修) /青幻社
「ぶんぶくちゃがま」日本昔ばなしアニメ絵本 (11)
柿沼美浩(著)/水端せり(編集)/ニヘイ ジュンイチ (イラスト) /永岡書店
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