くまねこ堂・妻のブログ
埴谷雄高の本名は?
カテゴリー/東京都/出張買い取り/本・古本・古書/くまねこ堂通信
入荷品です。
東京都足立区の、介護付き老人ホームでの買い取りだったそうです。
持ち主様(故人)はとても本好きでいらっしゃったようで、
写真に写っている物をはじめとして、良書を多数お譲りいただきました。
遠方からご親族のかたが荷物の片付けにいらしており、
その日はちょうど空いている時間があったので
即日で買い取りをお引き受けしたところ、
とても喜んでいただけたということです。
当店がお役に立ててよかったです(^^)
「古寺巡礼 国際版 全5冊揃」土門拳/美術出版社
「失われた時を求めて 全13巻揃」マルセル・プルースト/集英社
「埴谷雄高作品集 全16冊揃」河出書房新社
余談ですが・・
ワタクシ、「埴谷雄高」というお名前を見た時にいつも
「何て読むんだっけ」
と一瞬フリーズしてしまうのですが(答えは「はにや ゆたか」)、
本名を「般若豊(はんにゃ ゆたか)」さんとおっしゃるのですね、
そちらを頭の片隅に入れておけば、間違えないで済みそうです!
それにしても、般若さん・・・
なんてインパクトのある素敵な苗字!
ワタクシの苗字は「渡辺」、
すっごくよくいる苗字・イン・ジャパン・・・・
なのでこういうステキ苗字には、大いなる憧れを抱いてしまいます(笑)
いやなことは人のせいにする傾向(「子どもへのまなざし」より)
カテゴリー/本・古本・古書/育児・子供
パンダ子(娘)が生まれて以来、様々な育児書を斜め読みしておりましたが、
中でもこの「子どもへのまなざし」という本は、自分は大変勉強になりました。
とにかくよく売れる本ですので、自分が子供を産むずっと前から
おなじみの表紙だったのですが、実際に読んでみて大いに納得でした。
ぜひお薦めしたい一冊です。
「子どもへのまなざし」著:佐々木正美(児童精神科医)/福音館書店
本の中に、こんなくだりがありました。
ちなみにこの本の初版は、1998年です。
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<いやなことは人のせいにする傾向>
これは、文化人類学者たちが私たちに教えてくれたことですが、
なかなかするどいことを指摘してくれています。
人間というのは、どこに住んでいても、どういう人種であっても、どこの国の人であっても、
そういうこととは無関係に、物質的、経済的に豊かな社会に住んでいる人間ほど
外罰的になる、あるいは他罰的になるというのです。
それは人間というもの、本来の特性なのだそうです。
個人差はあります、個人差がありますからいろんな人がいます。
けれども、人間というのはだれもが、そのような共通した特性をもっているのだそうです。
そして、外罰、他罰の反対語は内罰であり、自己罰です。
どういうことかと申しますと、人はなにかいやなことや不快なことがあると、
その原因をだれかほかの人のせいにしたくなる、そういうことだそうです。
これは、ものの豊かな社会に住む人のほうが、そういう感情になりやすいのだそうです。
具体的な例を申しますと、自分の幼い子どもの手をひいて、
自分の家の近所を散歩していたとします。そして、ちょっと気をゆるしたすきに、
子どもが親の手をふりきって、ちょろちょろと歩いていってつまずいて転んだ。
その拍子に、道の端にあったどぶ川に落っこちたとします。
そして洋服をよごしてしまった、あるいは落っこちたときにどぶ川の端で体をこすって、
ちょっとした傷をつくってしまった、というようなことが仮にあったとします。
こんなときに、私たちが「ああ、しまった、うっかりして子どもの手をはなしてしまった」、
「不注意をした、失敗したな」という気持ちをもてば、これは内罰です、自己罰です。
ところが、その瞬間に、このどぶ川の管理責任者は、
いったいだれなんだというふうに思ったら、これは外罰です、他罰です。
「こんな人通りの多い道端のどぶ川に、ふたをしないでおくなんて」、
「なんという行政の怠慢だ、どぶ川の管理責任者の怠慢だ」というふうに思うとすると、
これは外罰です、他罰です。
これは、経済的に、物質的に豊かな社会の人ほど、こんなことがおきたときには
外罰的、他罰的になるそうです。ものがとぼしく、貧しい社会に住んでいる人や
貧しかった時代の人は、たとえば、このように子どもがどぶ川に落ちたときには、
自分をせめるばかりでどぶ川の管理責任を問うなどということは、まず、しないでしょう。
ものが豊かになると、私たち人間はすべてのことにたいして、
そういう態度をとるようになっていくのだそうです。
これはもちろん個人差がありますけれども、ものの豊かな社会に住むということは、
私たちが自分の気持ちを外罰的、他罰的に徐々に変えさせられていくのだそうです。
(「子どもへのまなざし」より抜粋)
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「モンスター〇〇」の存在の背景には、
こんな文化人類学的見地が隠れているのだとは知りませんでした。
自分も外罰的、他罰的な方向に流れてしまわないよう、
気をつけないといけませんね(;^_^A
ちなみに本文では引き続き、
「なぜ豊かな社会になると、人間の気持ちに外罰的な面が大きくなっていくのか」
が説明されています。
ご興味のあるかたはぜひご一読いただければと思います
舌出しモフモフ(猫)
カテゴリー/当店の癒しの看板猫
シュガーさん、シュガーさん、
猫は毛づくろいをした後などに
ベロをしまい忘れることがよくあるのですが、
ちょっとお間抜けなお顔でとっても可愛いですよね!
パンダ子(娘)が寝ている時は、
猫ズが私のお膝でくつろげる貴重な時間です。
そしてそれは私にとっても、心置きなくモフモフ
できる貴重な時間。
お互いにこのひとときを、これからもずっと大切にしていこうね!
「日本大蔵経 増補改訂」100冊揃
カテゴリー/出張買い取り/本・古本・古書/くまねこ堂通信
「日本大蔵経 増補改訂」100冊揃/鈴木学術財団編/講談社
という本が先日の買い取りで入荷したのですが、
ほどなくお買い上げいただくことができました、
どうもありがとうございました
なんの本かというとお経の本でございます、
お寺の買い取りでお譲りいただきました、
どうもありがとうございました!
仏教書の買い取り大歓迎です、どうぞよろしくお願いいたします
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今日くまきち(夫)は、東京都北区、埼玉県川口市、八潮市、朝霞市で、
4件の出張買い取りでした。
ビジネス書、実用書、英語教材、DVD、音楽DVDなどお譲りいただきました、
どうもありがとうございました。
今年の出張買い取りの件数をカウントしてみましたところ、
1月は38件、2月は25件、3月は39件、4月は32件、
5月は47件、6月は28件、7月は39件でした、
どうもありがとうございました!
例年は、夏は割と買い取りがヒマなイメージだったのですが、
今年はずいぶんと忙しそうでした
くまきちをはじめ、男性陣は猛暑の中の作業で
毎日本当に大変だったと思います、
お疲れ様でした!!
娘、初めての職場訪問
カテゴリー/育児・子供
うず高く積まれた本の山々は、
いったい赤子の目にはどのように映るのでありましょうか
彼女にとって、これからしばらくは、
見るもの聞くものすべてが
生まれて初めてのことばかりなんですものね。
毎日が新鮮な驚きと発見に満ちていて
なんと素晴らしいことでしょう!
夏の間は暑すぎて、パンダ子をお散歩に連れ出すのは
だいたい早朝か夕方の二択だったんですけど。
これから涼しくなり良い気候になりますので、
より積極的に一緒にお散歩できますね、楽しみです(^^)
ところで当店で2年間アルバイトを勤めて下さったミナコさんが、
お引越しのため昨日でお辞めになりました。
その明るい人懐こさでくまねこ堂の潤滑油になって下さっていたミナコさん、
2年間誠にどうもありがとうございました!
自然あふれる茅ケ崎の地で、
ご主人様&ワンちゃんと素敵な毎日を送られますよう、
心からお祈りいたしております!
猫といっしょのマンションライフ
カテゴリー/くまねこ堂通信
猫好きのご縁でお世話になっております
キャットシッターのパイオニア・南里秀子さん(猫の森)が、
またもやユニークな催しを行っておられます!
http://www.sumitomo-rd-mansion.jp/su-my_club/event/event_list.cgi
今までに延べ5万匹以上(!)のネコちゃん達と接してきた南里さんが、
猫の習性、猫の医・食・住。集合住宅での
猫との暮らし方や猫トイレの整え方など、
実際にマンションで暮らしている猫さんの写真を使って、
わかりやすく説明して下さるのだそうです。
マンションにお住いの猫飼いさんは、
足を運んでみてはいかがでしょうか
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そしてこちらは、同じく南里秀子さんによる
「猫の学校」のお知らせです
可愛らしい猫ちゃんの写真に、思わず頬が緩んでしまいますね
わ、私じゃないんですよォォォ!!
カテゴリー/育児・子供/くまねこ堂通信
エアコンの修理をするため、家に業者さんがやってきました。
作業中、私がパンダ子(娘)と一緒に隣の部屋で遊んでおりますと、
ぶっ、ぶっ、ぶ~~ぅ
ぶ~~ぅ、ぶぶっ
と、パンダ子がおにゃら
をステキに連発 (*/∀\*)ポッ
・・・ワタクシその瞬間、隣の部屋に向かって
「今のはワタシじゃなくて
赤ちゃんですよ~う!!(|||ノ゜◇゜)ノ」
と思わず叫びたくなりましたが、
・・・・まあそれも ヘンだよね
というわけで、業者さんが真実を察してくれていることを願いつつ、
パンダ子とのお遊びを続行したのでありました。
なんという清々しいまでの満面の笑み!!
やはり赤ちゃんの笑顔は最高ですなあ!!
グローバルな人材とは? /白洲正子「縁あって」
カテゴリー/本・古本・古書/くまねこ堂通信
パンダ子(娘)が生まれてからというもの、
色々な子供向け絵本や教材の広告などを見かける機会が増えたのですが、
それにしても英語関連の物が非常に多いなあと・・
「グローバルな人材を!」という英語熱は何も最近始まったことではなく
昔から連綿と続いているような気がするのですが、
白洲正子の「縁あって」という本を読んでいたら
こんなくだりがありました。
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実際、日本の男性が、羽織袴を着た時ほど堂々と見えるものはない。
ことに外国人の中に交った場合、一歩もひけを感じさせぬ。
昔、森賢吾という大蔵省の財務官がいた。
大変な切れ者と聞いていたが、外国人と重要な交渉をする時は、
必ず黒紋付の羽織袴を着て行った。
いつもは洋服であったから、いつもの森さんに会うと思っていた相手はぎょっとする。
ぎょっとさせたら、はや一本取ったも同然で、むつかしい会談もすらすらと運んだ。
彼は英語も達者だったが、話が不利になって来ると、
一種独特の言いまわしとアクセントで、
「世界の国のこの部分では(東洋のこと)、そういう考え方はしない」
と、はっきり彼等とは言葉も風習も違うことを指摘してゆずらなかった。
今、私達に欠けているのは、そういう矜持と演出ではなかろうか。
英語を喋り、外国人を真似ることによって、国際的になれると思っているが、
話は逆なのだ。
二千年の歴史を持つ島国の民が、いかに努力したところで欧米人に似る筈はない。
むしろ心も言葉もどんなに違うか、理解させることが先決問題だと思う。
同じだと思うから、誤解や不信も生ずるので、違うと知れば互いに歩みよる方法もあろう。
明治時代には、外国の模倣も必要だったかも知れないが、
いつまで明治の尻尾をひきずっていることはあるまい。
(抜粋)
「縁あって」白洲正子/PHP研究所
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ちなみにこの文章が書かれたのは1979年ですから
今から35年前のことなのですが、
やはり根本的には変わっていない気がいたします。
余談ですが、白洲正子さんも書いておられる通り、
日本人男性がビシッと袴を着ている姿って、ほんとにかっこいいんですよね!
お能を見るようになって、つくづくそう思いました。
武士っぽい魅力と言いましょうか、日本人男性のお顔と黒髪を
これ以上に引き立たせる服装は、無いように思うのです
クッキーのはずが・・・
カテゴリー/くまねこ堂通信
リビングに置かれていた、クッキーの缶。
鹿児島から遊びに来ていた母が、これを見て、
にゃん母「このクッキーおいしいのよね~、もらってもいい?(^^)」
にゃん子「いいよ~(´∀`)」
そして母が缶を開けると、、、
にゃん母「クッキーじゃないわ・・(´・д・`)ガッカリ」
にゃん子「 ∑( ̄Д ̄;;) 」
いつの間にやら中身は移され、
くまきちの物入れになっていたのでありました。
このように我が家には職場同様、いろんな所にいろんな物が置いてあるので
注意が必要です(笑) (;´∀`) (*/ω\*)ポッ
私には衝撃の事実!
カテゴリー/カメゴン
(私には)衝撃の事実!!
なんとカメゴン(職場で飼っているカメです)は、
カメゴンは、20年くらい前に私の弟がお祭りで買ってきたカメで、
性別がわからぬままずっと飼っていたのですが、
勝手になんとなくオスのイメージでいました。
なので今日、突然卵を産んだという報告をアルバイトさんにいただいて、
初めてのことで本当にビックリ!!
つがいで飼っているわけではなく一匹飼いなので、
当然のことながら無精卵で、卵を孵してあげることはできませんが(TT)
きっと健康状態が良好な印だね、よかったね!
ところで女の子なのに「カメゴン」もなんなので・・(この名前気に入ってたんですが(;^^))
シンプルに、「カメ子さん」にしようと思います(笑)