くまねこ堂・妻のブログ
1円本の多さにビックリのお客様(笑) /東京都杉並区(2件)、品川区、埼玉県さいたま市中央区、茨城県取手市で、戦前の本、戦前・戦中の資料、学術書、専門書、絵本、児童書、ムック本、(岡部)嶺男作品集、美術書、展覧会図録、芸術書などお譲り頂きました。
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今日の買い取り班(男性陣)は、大変忙しそうでした
今日は出張買取りの予約はもともと3件入っており、
まずはくまきちが一人で出発しました。
イッテラッサーイ(*´∀`)ノ ⌒Y⌒Y⌒ ヾ(*´ω`)ノ イッテキマーフ
スケジュールは、
茨城県取手市⇒埼玉県さいたま市中央区⇒東京都杉並区になる予定でした。
ところがもう一件、東京都品川区で、
「大量に本があって片付けなければならないのですが、
自分は今日の飛行機で九州に帰らなくてはならないので、
今日中にお願いします!」
という急なご依頼が入りました。
そのお電話を受けた時はくまきちはまだ茨城で作業中だったため
自分でお伺いするのは無理だったので、
従業員のノムリン(♂)がもう一台のハイエースで、
品川区のお客様宅に駆けつけます
さらにもう一件、東京都杉並区で依頼が入りまして、くまきちのほうに4件目を追加。
そして、量的にくまきち一人では大変になり、
従業員のモッチー(♂)がくまきちの元まで、電車で急遽応援に駆けつけました。
というわけで、今日は合計5件の出張買取りがあったわけなのですが、
うち2件は以前にもお伺いしたことのあるリピーター様でした、
どうもありがとうございました!
ところで、リピーター様のうちの1人に、前回くまきちがお宅に伺った際に
アマゾンのランキングと再安値段についてご説明したそうなのですが、
お客様はそれをおぼえていて下さったらしく、
今回お売りになる本のアマゾンランキングと最安値段を
あらかじめ全部調べて下さっていたそうです(笑)
「1円の本も多くて、ビックリしましたーー!∑(゚∀゚;) 」
と驚いておられたそうです、
そうなんですよ~、今はほんと、アマゾンで本は安く買えちゃうんですよ~(ノ∀`)・゜・。
そしてちゃんと、あらかじめ良い本を選別して残しておいて下さったようで、
良本ばかりを買取させていただくことが出来て誠にありがたかったそうです。
お気遣いいただきまして大変恐縮です、どうもありがとうございました!
今日は戦前の本、戦前・戦中の資料、学術書、専門書、絵本、児童書、ムック本、
(岡部)嶺男作品集、美術書、展覧会図録、芸術書などお譲り頂きました、
どうもありがとうございました!
・・・・さてワタクシはといえば、そんな忙しそうな皆さんを尻目に、
途中ちょっくら仕事を抜け出して、自由が丘まで足を運びました(*´艸`*)
猫飼い仲間で、お菓子作りがとっても上手なお知り合いが
ギャラリーのイベントでミニカフェをおやりになるというので、お誘い頂いたのです。
今日のケーキ&クッキーも、やはりと~て~も~美味しかったです、
わざわざ伺った甲斐が十二分にございました、
どうもありがとうございました!ヽ( ´¬`)ノ
明治20年の川崎造船所・製造銘板 /東京都杉並区と世田谷区で、司馬遼太郎、松本清張、文学全集、専門書、哲学書、思想書、文学書、学術書、マンガセット、コミックセット、地上最強の弟子ケンイチなどお譲り頂きました。
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ウホッ!また面白そうな物が入ってきましたよーーー!!
「兵庫川崎造船所 製造 明治二十年一月」
明治20年というと・・・
広瀬武夫中佐がまだ海軍兵学校の学生で、
講道館で嘉納治五郎に柔道を教わっていた頃なのね~~うふうふ
さて、「川崎造船所」をググって調べてみましょう。[PC]_ヾ(・∀・ )カタカタ
川崎造船所は、兵庫県神戸市に設立された造船所で、川崎重工の前身にあたります。
創業者は、薩摩出身の川崎正蔵(かわさき しょうぞう、1836年-1912年)。
(川崎って、土地の名前じゃなくて人の名前だったのか~)
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近代造船所の必要を感じていた川崎正蔵は、
1878年(明治11年)に東京の築地に川崎築地造船所を、
次いで1881年(明治14年)に神戸に川崎兵庫造船所を設立した。
当時はまだ和船が重んじられて経営は苦しく、彼は官糖取り扱いで得た利益をつぎ込んだ。
明治政府は1880年(明治13年)に官営工場を民間に払い下げる方針とし、
官営兵庫造船所は1886年(明治19年)になり川崎に払い下げられた。
設備・敷地共に川崎兵庫造船所より優れていたので、
川崎兵庫造船所の機能はこちらに移設され、官営兵庫造船所は川崎造船所と改称された。
(ウィキペディアより)
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川崎正蔵が明治19年(1886年)に官営兵庫造船所の払い下げを受け、
そして川崎造船所を設立したのが明治20年(1887年)だそうですから、
おお、これは川崎造船所ができた正にその年に造られた製造銘板ではありませんか!
造船の、そして川崎重工の黎明期に造られたこのプレート、
一体どんな船に付けられていたのかなあと思うとワクワクしてしまいます!
ちなみにこの川崎正蔵さんは、美術品の蒐集家としても大変有名だったそうでございます。
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正蔵は仕事で他家を訪問するごとに、家屋や庭園、さらに床の間の書画、置物、
装飾品にいたるまで、深い注意を払うのを常とし、これがおのずから美術鑑賞眼を養った。
そして、家屋、庭園、美術品は川崎の唯一ともいうべき趣味であり、
自分の大志を励ます何よりの刺激剤であった。
川崎の美術蒐集は、彼の造船業への参入の動機と同じように、
明治時代に生きた人間らしいナショナリズムに基づくもので、
すなわち明治維新後には日本の伝統的な美術品は欧米の美術愛好者のために
輸出されることが多くなり、多くの名品が日本で見られなくなる状態が出現しつつあった。
川崎はこのような伝統的美術品が国外へ流出することを恐れる心情も手伝って、
明治11年に築地造船所の経営に着手したころからおりにふれて美術品を蒐集し始め、
生涯にわたって2000余点の名品を買い集めた。
そして明治18年から着工した神戸の布引の豪壮な本邸内に美術館(長春閣)を建てて、
自分の蒐集した名品を陳列し、一般に公開した。
その所蔵品の中でも、とくに中国の元時代の名画家である顔輝の「寒山拾得二幅対」や、
春日基光画「千手千眼観音」(いずれも後に国宝に指定された)は世間で有名であった。
しかし彼の蒐集した美術品の多くは、後に昭和2年の金融恐慌の際に川崎家が危機に陥った時に、
売却される運命にあった。
(ウィキペディアより)
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造船業への参入も、美術収集も、
明治時代らしいナショナリズムに基づくものだったのですね。
しかし生涯にわたってせっかく集めた美術品の多くが売却されてしまったとは・・
残念ですねえ(TT)
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今日は東京都杉並区と世田谷区で出張買取りでした。
うち一件は、大変有名な演出家のかたのおうちだったそうでございます!!
当店にお声をかけていただきまして誠にどうもありがとうございました、
また機会がございましたらぜひよろしくお願いいたします!
今日は司馬遼太郎、松本清張、文学全集、専門書、哲学書、思想書、文学書、学術書、
マンガセット、コミックセット、地上最強の弟子ケンイチなどお譲り頂きました、
どうもありがとうございました!
お能を観に行ってきました!
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さて、おとといは大変久しぶりにお能を観に行ってきました、とても面白かったです!
こちらの公演でした。
関連サイト:観世流能楽師「武田文志」、能楽師 宗ノ凛「武田宗典」
ワタクシ、失礼ながらこの会についてまったく予備知識も無く
「能 公演」でググってたまたま目に留まったこちらの公演に行ってみたというわけなのですが、
大変ラッキーでした!
なぜならこの公演は、「能を全く知らない人でも楽しめる」ことが大きなテーマになっており、
舞台の合間に演者の皆様がワークショップや解説などを行って下さるので、
ワタクシのような初心者にもめちゃめちゃわかりやすかったのです!
開演すると、まずワークショップから始まりました。
クラシックでのいわゆる「オケ」に当たります、「お囃子」を、
我々観客も一緒に体験することができました。
まずお手本を見て簡単なリズムをおぼえ、
それから自分たちも一緒に、両手を太鼓に見立てて叩きながら、
合間に「ヨオ~~~ッ!」と見よう見まねで能風に叫びます(笑)
しかしほんの少しだけ体験しただけでも、
小鼓、大鼓、太鼓のリズムがこうやって組み合わさって、こうやって変化をしていくんだ、
という仕組みが理解することができ、大変面白かったです
しかし指揮者もいないのに、あうんの呼吸でピッタリと息を合わせるお囃子の人たち、
本当にすごい!
ちなみに、昭和30年代、パリで初めての能が演じられた時、
一番衝撃を受けたのはあちらの前衛音楽家たちだったそうであります。
「『ヤラレタ』と叫んだというのは有名な語り草です。指揮者に統率されずに、
自分たちのリズム感のぶつかりあい、五線譜に束縛されない、
いわば『偶然の中に必然を探る』新しい音楽を目指そうとしていたら、
能は7世紀近く前から、すでにそれを実践していたのですから。
(「観世流 能のすすめ」より)」
舞台装置やセットも無く、カラフルな照明も無く、
一切の無駄をはぎ落とすことによって到達する美の世界、能。
自分が普段慣れ親しんでいるオペラの世界とは一見対極にありますが、
しかしやはり共通点も色々と見受けられ、非常に面白かったです。
オケ(お囃子)や合唱(地謡)の盛り上げ方、場面場面による表現の使い分け、
そしてソリストたち(シテやワキ)の声の使い方、
レチタティーヴォ的な部分もあれば、アリアのような長丁場の聞かせどころもあり。
そしてゾクゾクさせられるのは、やはり「静」の迫力!
しずしずと、演者の皆さんが舞台に登場するところから、
なんともいえない静寂と緊張感に包まれ、
正に舞台の上が「幽玄の美」の世界へと変化していきます。
「能の音楽が、大事な部分になるほど音のしない部分に重い表現を託すように、
能の演技も大事な動きになればなるほど不動の存在感に賭ける。
それはちょうど最高回転の独楽(こま)が静止して見えるように、
最大の体力と気力が集中していなければなりません。
能に付き合うには、今日との龍安寺の石だけの庭と対話するつもりが必要のようです。
(「観世流 能のすすめ」より)」
ちなみに今回見にいった「七拾七年会」という会は、
1977年生まれの6人のメンバーで結成されておられるのだそうです。
メンバー全員、能の家柄に生まれ、幼い頃から能楽の世界に生きてきた方達だそうです。
「七拾七年会」の公演は年に数回だけのようですが、
ワークショップや解説があって非常にわかりやすいので、
「能を観に行ってみたいけど・・何から見ればいいのかわからないわ」
というかたにも、とってもお勧めです!
「和」をこよなく愛するくまきち(夫)からの影響も大きいですが、
それと小さい頃から西洋の音楽ばかり勉強してきてしまった反動でしょうか、
今のワタクシは日本の文化にものすごく渇望しています!!ウオォォーーー!! w(゚ロ゚w
お能のことも、これからしっかりと学んでいきたいと思います。
能面が買取で入ってくることもあるので、仕事にも関連しますから誠に興味は尽きません、
勉強して、舞台もどんどん見に行くぞー!
ひょんなことからスカイツリーへ /千葉県浦安市で、本(美術書、図録、専門書、ビジネス書、実用書など)やカメラ、洋食器などお譲り頂きました。
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昨日はお能を観に行ってきました、すごく良かった、面白かった!
語るとまた熱くなるので(笑)、こちらは後日またゆっくりレポート書きます!
今日はまず、千葉県浦安市で出張買取りでした、
おとといもお伺いした画廊のかたのおうちです。
本日も本(美術書、図録、専門書、ビジネス書、実用書など)やカメラ、洋食器など、
色々とお譲りいただきました。
お客様が「色々と本当にどうもありがとうございました、こちらのお店を選んでよかった!」
と何度もお礼を言って下さいまして、くまきちはとても嬉しそうでした
当店が少しでもお役に立つことが出来て嬉しく思います、
このたびは誠ににどうもありがとうございました、
もしもまた機会がございましたらぜひよろしくお願いいたします!
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買い取りが終わった後は、私の母の家へ参りました。
おととい、鹿児島から祖母が遊びにきまして、
「スカイツリーに行きたい!」
とおばあちゃんが言っていると聞き、
くまきちに頼んで連れていってもらうことにしたのです
メンバーは、にゃん祖母、にゃん母、にゃん子、そしてくまきちの4人です。
にゃん祖母は足が悪いため、車椅子に乗って参ります。
チケット売り場に行くと、およそ40分待ちの行列!
うへえ~~、これに並ぶのかあ~~(;´Д`)と思っていたら、
にゃん祖母が車椅子だったために「こちらにどうぞ(^^)ノ」と
係員の人が優先して案内して下さいまして、
全然並ばずにチケットが買えてしまいました
その後も、たとえばエレベーターに乗るたびに本当は毎回並ばなくてはならないのに、
おばあちゃんの車椅子が常にファストパス状態で、
「こちらにどうぞ(^^)ノ」と常に係員の人が優先してご案内下さり、
まったく並ぶことなくスイスイ進めてしまいました
うわあ~私たちまでなんだか申し訳ないなあ~ヾ(;;゚д゚)人(゚ω゚;;)ノ と思いつつも(汗)、
ありがたく恩恵に預かりました、おばあちゃん、どうもありがとう(=人=)
さて。やはり眺めは大変素晴らしかったです!
・・・・ワタクシ、こういう高い所にくると、
必ず「天空の城ラピュタ」の悪役のセリフを思い出しちゃいます・・・・(*´艸`*)
「人がゴミのようだ!( ゚∀゚)フハハ八八ノヽノヽノ \ 」
「コラコラ!(∥゜ω゜)」
テレビ局が取材に来ていて、山崎邦正さんがリポートしてました(赤い服の人が山崎さん)
写り悪くてスミマセン
日が暮れてきて、景色が段々夜景になっていきます。
日が落ちるのはあっという間ですね!
そんなに長居していたわけでもないのですが、
ちょうど変わり目の時間に訪れたため、
昼間の景色・夕方の景色・夜の景色と、3通りの景色を楽しめちゃいました、
なんだかトクした気分(*´エ`*)
フロア340にある、名物のガラス床!
足下に広がる、はるか下の地上までの景色、
ここここ怖かったーーーー、手が汗でびっしょりになってしまいました!!
ガクガク(((;;;゜∀゜)))ブルブル
真下から見上げたスカイツリー、やっぱりキレイですね!
・・正直なところ、ワタクシ行くまでは
スカイツリーに全然興味無かったんですけど(スミマセン 笑)
実際に行ってみたら予想以上に楽しゅうございました
やっぱり眺めの良さは素晴らしいです、
そして建物内のいたるところにデザインのセンスの良さと技術力の高さ、工夫が感じられ、
すごいなあと思いました。
今日はとても楽しかったです、おばあちゃんどうもありがとう、
また明日からがんばります!
あの有名作家の食卓は意外にも・・!?
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「わが家の夕めし」(アサヒグラフ編/朝日文庫/1986年)という本が入ってきました。
表紙を見て、てっきりちょっと古いレシピ本なんだなと思いつつアマゾンを見てみたら、
最安値が4320円(2012/11/28現在)。
え?なんでそんな高いの?? と不思議に思ってページをめくってみたら、
これはレシピ本ではなくて、なるほど一風変わったユニークな本でありました。
100人の有名人たちの自宅の食卓の様子が、写真とエッセイで紹介されているのです。
(「アサヒグラフ」で、昭和42年から20年近くも連載されていた人気コーナーだったそうです)
登場する有名人たちのジャンルは様々で、
俳優、監督、作家、芸術家、スポーツ選手、政治家etc…
正直なところ、食卓には豪勢なお料理が並び、洋服やお化粧もばっちり決めて
写真に写っている方々が多いように思うのですが(笑)
そんな中、意表を突かれたのがこの人!
遠藤周作(作家)、順子夫人=東京都の自宅にて
献立:イワシ、漬物、梅干し
妻と二人の晩飯である。今日は息子が友だちの家に行っているので食卓にはいない。
私の家では、晩御飯は漬物のほか一皿の何かと妻からきめられているが、
今夜は特に梅干しがでた。写真をとられるというので、妻は虚栄心から
梅干しを出したのであろうが、平生はこういうゼイタクを彼女はあまり許してくれないのです。
私は、これは子供にはカロリーが足りなくなりはないかと時々思うのだが、妻に言わせると、
イワシ一匹には鯛にまさるカロリーがあり、これで十分だと怒鳴られ、黙り込んでしまった。
私は時々、息子に冗談まじりに呟く。
「父ちゃんはねえ、一生に一度、ビフテキをうんと食って死にたいんだよ」と。
息子も笑いながら言う。
「ほんとだ。ボクはライスカレーを腹いっぱいたべてみたい」
しかし、妻は食べものに金銭を浪費するのは愚劣だという考えを平生から持っている。
しかし我が家は民主主義であり、妻が私の仕事に口を出さぬと同じように、
私も妻の料理に口を出さぬ。(もしこの食事を彼女の料理と呼べるならばの話だが・・)
しかし、何はなくても家族みんなでたべる食卓はたのしい。それはどこの家庭でも同じでしょう。
そう考えよう、そう考えようと結婚以来十数年つとめてきました。
時々、夢で血のしたたるビフテキを食っている自分の姿を見る。(全文)
ひええええ
でも、遠藤周作氏はいたずら好きなかただったそうですから、
きっとこれもワザとなんでしょうねえ(笑)
もう一枚ご紹介します、ムツゴロウさんです!
畑正憲(小説家)、熊のどんべえ、弟の三喜雄さん=北海道の書斎兼休息所で
献立:人間=ゆで卵、ししゃも、パン、牛乳
熊=あきあじ(鮭)の煮付け、ゆで卵、チーズ、プリン、ソーセージ、ミカン、
桃の缶詰、コーヒー
同居人が「熊のどんべえ」ですよ!!
さすがはムツゴロウさん、ステキすぎますーーーー!!
この写真を撮ったときは、ヒグマのどんべえを冬眠させるために、
原野の中にポツンと一軒だけ建てた新しい住居で暮らしていたそうです。
献立を見ると、なんだか人間よりも熊のほうが良い物を食べているようですが(笑)
面白いことに、家庭の味を恋しがるのはどんべえのほうで
(コーヒーも好きなんですって、まるっきり人間みたいね!)、
温かいご飯とおかずはどんべえにあげて、
ムツゴロウさんはカビくさいパンばかりかじっていると書いています(笑)
「しかしこの生活が私には最高である。人っ子一人いない原野の中で、満点の星空の下、
クマと二人だけで踊り、胸を熱くしている次第だ。
でも雪が大地を覆うのはもうすぐだ。そうなったら、私は半月間留守居にした島に帰って
馬小屋で暮す。」
北海道の大自然の中、大きなヒグマとの生活を楽しむ・・・
素敵だなあ、うん
画廊の方の本をお譲り頂きました /千葉県浦安市と松戸市で、美術書、展覧会図録、専門書、ビジネス書、実用書、芸術書、骨董、映画本、邦画DVD、音楽DVD、クラシックCDなどお譲り頂きました。
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今日は、千葉県浦安市と松戸市で出張買取りでした。
うち一件は弁護士さんからのご依頼で、
弁護士さんが管財人として財産を管理しているかた(故人)の蔵書を
お譲り頂きました。
どうもありがとうございました、またぜひどうぞよろしくお願いいたします!
もう一件は、とある画廊のオーナーだったかたの蔵書で、
美術書や図録をはじめ、専門書、ビジネス書、実用書、芸術書、骨董、映画に関する本など、
良本を多数お譲り頂きました、どうもありがとうございました!
「このお客様の蔵書は、にゃん子と趣味が合いそうだよ~!(^ω^)」
と、くまきちが事前に電話で教えてくれていたので、
本が店に降ろされたらすぐに仕事の手を止めて、読みたい本があるかどうか物色!(笑)
最近は、優秀な従業員様たちがあっという間に仕分け&出品をしてくれちゃうので、
もし自分で読みたい本があったら、その前に急いで抜いておかないといけないの
まだ全部チェックし終わってないんだけど、
すでに読みたい本があるわあるわ一杯ある~~!(嬉)
本以外にも、原節子のDVDもあるし、聴きたいクラシックCDもありました、
本当にこのお客様とは趣味が合いそうですよ~~
ちなみにこのお宅は、まずはくまきちが一人で買い取りに行ったのですが予想以上に量も多く、
従業員のモッチーさん(♂)がもう一台のハイエースで助っ人に駆けつけ、
2人がかりでの作業となりました。
それでも時間内に終わらなかったため、後日もう一度お伺いすることになりました、
またどうぞよろしくお願いいたします
その後、くまきちは某市場に出席するために急いで車で向かったのですが、
・・運悪く高速道路がものすごく混んでいて、だいぶ時間が押してしまいそうだということで、
今日は泣く泣く断念することに・・高速を途中で引き返して帰ってきました。
残念だったわねー ナデナデ(*・_・)ノ”(ノω< 。)
そして、2人でお夕飯を食べに行き、帰りにアリオのスーパーでお買い物をして、
それからくまきちはアリオ内の床屋さんで髪を切ろうとしたのですが、
なんと店の前まで行ったまさにその瞬間に、
「本日は受付を終了しました」の札をドアに出されてしまい!!エエッ!?
・・・なんだか今日は、くまきちはタイミングが合わない日だったわねえ?
ナデナデ(;;・_・)ノ”(ノω< 。)
柴田是真~幕末明治の稀代の蒔絵師!
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というわけで、昨日は根津美術館へと足を運び
「ZESHIN 柴田是真の漆工・漆絵・絵画」(2012年11月1日(木)~12月16日(日))
を見てきたのであります、素晴らしかったです!!
お客さんもたくさん来ていて、是真ファンとしては嬉しい限りでありました!
柴田是真(しばた ぜしん・1807~1891)は、
幕末から明治にかけて活躍した蒔絵師、日本画家です。
従来の蒔絵師とは異なり、下絵から蒔絵までの全工程を
自らの手で一貫して手がけることにより(普通は分業制)、
粋なデザインと卓越した技巧で、独自の大変優れた作品を生み出しました。
是真は、欧米では最もよく知られた漆芸家で、一定して高い評価と人気を得ています。
ところが戦後日本ではいったん”忘れられた”状況となり、
正当な評価を得ていませんでした(この理由については後で改めて取り上げます)。
そして1980年代以降になってようやく、外国からの評価の逆輸入という形で
国内でも徐々に再評価の道すじをたどり、近年その認知度は高まっているようです。
というわけで、今日は気合を入れてご紹介させていただきますっ!キリッ
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是真の作品は、その技巧の素晴らしさももちろんなのですが、
デザインも大変粋ウイットに富んでいてステキなのです。
例えばこちらの軍鶏の文箱。
文箱のフタが駕籠のようになっているでしょう?
これは、闘鶏で軍鶏を戦わせる前に
軍鶏に駕籠をかぶせて待機させる様子をあらわしているのです、
実に粋じゃあありませんか!
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こちらの茶道具。
どう見ても、やきものに見えるでしょう?
「瀬戸写茶入」
ところがこれ、X線画像で調べたところ、なんと竹でできているのだそうで!
漆で、瀬戸茶入れの土や、釉薬の色や質感を精妙に模しており、
こういった「だまし漆器」ともいわれるいわれる是真の写しものは、
茶道具に多くみられるのだそうです。
お点前の場で、お客さんがこれをてっきり焼き物だと思って手に持ったときに、
「えっっ、なにこれっっ、軽っっ!!∑(゜ロ゜;;;)」
とビックリするのを楽しんだようですよ(笑)
いやはや、お茶目で楽しいですねえ!
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かと思えば、こんなに静謐で美しい作品も。
秋の夜の情景・・・静寂の中、美しい鈴虫の鳴き声が聞こえてくるようではありませんか。
「緩やかな土坡を高上げして黒蝋色塗とし、満月を銀蒔絵で、
崖から伸びる薄とそれに止まる鈴虫を黒蒔絵で表している。露は銀蒔絵。(図録より)」
大変繊細で、静かで美しい情景です。
これぞジャパニーズ ワビサビ!
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そしてこちら、「だまし絵」なんですよ、わかりますか?
「一見すると、紫檀の板に、青磁の花瓶に生けられた梅の枝が描かれた漆絵額にみえる。
しかし、木製額とみえるのは、精巧に木目を模造した木目塗で、
地の紫檀の板とみえるのは変塗の一種、紫檀塗である。
作品の重さは約450グラムと驚くほど軽い。
木地に描いた漆絵の作品を、さらに漆絵で模造した、
二重の意味でだまされるトリックアートといえる作品である。(図録より)」
しかもこの作品制作時の是真の御年、75歳!お見事!
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是真は紙に漆で絵を描く「漆絵」を発明し、
絵画・工芸の枠組みを超えた活動を展開しました。
最後に、ワタクシ好みの可愛くてユーモラスな「漆絵」をご紹介!
高らかに唄いあげます、カエルさんの琵琶リサイタル!
琵琶が木の葉なのがまた良いですよね~~!
「あまりにも自在に筆を運んでいるので、一見、ふつうの絵画に見えてしまう。
それゆえ、「漆絵」だと気がついた時の驚きが心地よい。
しかも、そこには漆でしかできないさまざまな技法や表現が駆使されているのである。
(図録より)」
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これほど卓越した美術家である是真が、
なぜ日本国内では長年の間忘れられ、かえりみられなかったのか?
図録を読むと、その原因は意外な所にあったようです。
近代美術の動向は、明治から大正、昭和という改元ごとに”回顧”されたが、
第二次大戦後に近代の切り離しとともに始まったその歴史化、
つまり「近代日本美術史」の形成では、
大規模な史実の取捨選択、形成と削除が行われることになった。
そこでは民主主義化、新たな国際化という戦後の時代論理の中で、
西洋化を進めてきた東京美術学校や官展の流れがとりあげられる一方、
農商務省系の輸出美術、宮内省系の美術、戦争美術、植民地美術は、
一様に削除されたのである。
この史実の取捨が、文部省系の美術にからむことなく、その転換期に没した
是真と暁斎の歴史的位置づけに、大きなダメージを与えることになった。
「近代日本美術史」の形成と反比例するように、彼らは”忘れられて”いったのである。
(図録より)
是真はここでいう「農商務省系、宮内省系の美術」にあたるのでしょうから、
第二次大戦後の編纂で、意図的に美術史から削除されてしまったという事なのですね。
そしてもしもう少し後の時代まで生きていたら、
「文部省系の美術」にもからむことができただろうから
そうすれば名前が忘れ去られることもなかっただろう、と・・・。
要するにこんなところにも、”タテ割り行政”による弊害が・・・
なんだかなーー!
本日のお猫様と、美しい紅葉と /千葉県市川市と埼玉県蓮田市で、美術書、展覧会図録、写真集、専門書、講談社学術文庫、ちくま学芸文庫、ちくま文庫、岩波文庫、印籠、ビクターニッパー犬、メダル、切手、古銭、貴金属などお譲り頂きました。
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くまきちが玄関に入ると、いきなり2匹の長毛猫ちゃん達がお出迎え、
人懐っこくナデナデさせてくれたそうです。
そして部屋に入ってくまきちが作業をしていると、
同じような長毛猫ちゃん達がとっかえひっかえ
作業を見に来たそうです、可愛いぃぃぃ!
みんな同じような柄で(みんな兄弟?)見分けがつかず、
何匹いたかもよくわからなかったそうです(笑)
「たぶん5匹・・だったと思うんですけど(;;^ω^)」
段ボール箱に本を入れてたら
猫ちゃんたちがヒョイッと中に入ったりして(お約束!笑)
楽しい現場だったようです!うらやましひーー!!w(゚ロ゚)w
今日は千葉県市川市と埼玉県蓮田市で、
美術書、展覧会図録、写真集、専門書、講談社学術文庫、
ちくま学芸文庫、ちくま文庫、岩波文庫、印籠、ビクターニッパー犬、
メダル、切手、古銭、貴金属などお譲り頂きました。
どうもありがとうございました!
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ちなみにワタクシのほうは、今日は根津美術館に行っておりました。
美術館の見どころの一つでもある日本庭園が、
ちょうど紅葉が見ごろで大変美しかったです
現在開催中の特別展は、
「ZESHIN 柴田是真の漆工・漆絵・絵画」(2012年11月1日(木)~12月16日(日))
是真ファンのワタクシとしては絶対に見逃せない!!と気合を入れて見に行きましたが、
やはりとても素晴らしかったです!!
レポートはまた後日!
アタシが一番エラいのよ!! /東京都渋谷区で、サブカルチャー、音楽書、文学書、闇金ウシジマくん、マンガ、コミックセットなどお譲り頂きました。
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今日はお夕食にブリ大根と豚汁を作って、くまきちを待っておりました。
今日の出張買取りは渋谷区だったのですが、
お客様の希望で20時以降ということだったので、
くまきちが帰宅して一緒にお夕飯を食べられたのは22時頃。
・・・それまで空腹のままではとても待ってはいられず
(空腹状態でお料理を作るのはつらすぎるのー! )
待っている間にしっかりおやつを食べてしまった・・・ぐえーっぷ( ´З`)=3
ブリ大根、今までいくつかレシピを試してみましたが、
今日のおいしかったなあ~~(レシピはこちら(クックパッド))
クックパッドはほんと便利ね!ありがたやありがたや(=人=)
もえにゃん on the 冷蔵庫。
冷蔵庫の上に乗ったときは、なんだかいつも表情が得意そうです(笑)
それもそのはず、冷蔵庫の上は、
我が家の猫ズにとっては権力誇示プレイス!
今日も誇らしげに、鳴いております!
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今日は東京都渋谷区で、サブカルチャー、音楽書、文学書、
闇金ウシジマくん、マンガ、コミックセットなど買い取りました。
以前もお伺いしたことのあるお客様でした、
リピート誠にどうもありがとうございました!
三浦環、マリア・カラス、エンリコ・カルーソーが着用した衣装 「オペラ・その華麗なる世界展」より
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今日は、こちらの本をご紹介します!
もえにゃん、そこどいて・・・
・・・・・さて、気を取り直しまして
こちらの本でございます。
「オペラ誕生400年記念 『オペラ・その華麗なる世界』展~ミラノ・スカラ座の名品を中心に」
という、1997年に松屋銀座などで開催された展覧会の図録です。
歴代の名歌手たちが実際に着た衣装もたくさん載っています、
展覧会に行って実物が見てみたかったなあ、どれほど感激したことでしょう!
マリア・カラス(1923-77年・ソプラノ)が、1953年フィレンツェ市立歌劇場公演、
ケルビーニの歌劇「メディア」のタイトルロールを演じた際に着用した衣装です。
メディアはギリシア悲劇のヒロインで、カラスの素晴らしい当たり役の一つでした、
パゾリーニ監督の映画「王女メディア」(1969年・伊)でも主演しています。
ヴェルディの歌劇「仮面舞踏会」のリッカルドの衣装です、
エンリーコ・カルーソー(1873-1921年・テノール)と、
ジョヴァンニ・マルティネッリ(1885-1969年・テノール)が着用しました。
この時代の偉大な歌手たちは、個人的に自分のレパートリーの衣装を持っていたのだそうです。
この衣装はカルーソー個人が所有し、各地の公演で使用していた。
ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場の1915/16のシーズンでカルーソーは体調を崩してしまい、
1916年1月14日の公演はマルティネッリが代役をして成功を収めた。
カルーソーはその功績を認め、この衣装をマルティネッリに贈った。(図録より)
プッチーニの歌劇「蝶々夫人」といえばこの人、
三浦環(1884-1946年・ソプラノ)が蝶々さん役で着用した着物です。
1940年にニューヨークのメトロポリタンオペラハウスで公演の時、
若いイタリア人ソプラノ、リチア・アルバネーゼ(1913年~・ソプラノ)に贈ったそうです。
・・ところでアルバネーゼってまだご存命なのかしら!?
1913年生まれですから、ご存命だったら今99歳ですが・・。
ググっていたらこんな映像もあってビックリしました。
Licia Albanese 100-Year Anniversary(You Tube)
(正確には、100歳ではなくて95歳くらいの時のようですが)
それにしてもただ一声だけとはいえ、この御年でこの美しい声はすごい!!
図録には衣装の写真の他にも、衣装デザイン画、舞台デザイン画、
宝石がちりばめられた装身具や小道具の写真などが豊富に掲載されており、
オペラの美術面を支えていた優秀な職人さん達の仕事を知ることが出来るとともに、
現実を離れた豪華絢爛な「総合芸術」の世界を楽しむことが出来ます。
また、年代順に作曲家やオペラの歴史の説明も充実しており、
オペラ好きには非常に楽しく、資料としても素晴らしい図録です。